ガラード301のキャビネットを作る。

ガラード301用キャビネットの作製過程を記録していきます。

ラヴ・レター りりぃ

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 掠れた声で歌う「私は泣いています」、印象深い歌手でした。当時はまだ高校生でしたので、彼女の歌う歌詞の内容は実体験もなく理解できなかったと思います。写真のアルバムは75年の録音で、前述の歌は入っていませんでした。

 

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 70年代、相当前のアルバムですが、今聴いても新鮮な感じがするのは不思議です。最近のラジオから流れる曲は奥深さが感じられません。耳が悪くなったのではと言われそうですが。これが日本の音楽界の現状です、服部克久氏が発した言葉、考えさせられます。

 

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 インナースリーブの素敵なイラストです。付録のような感覚、新しいレコードを買う楽しさ、思い出します。

 

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 このレコードはオークション、100枚くらいのセット買いの中の一枚です。宝物を探すような気持ち、楽しいですね。

 

ガラード301、後方にスリットが。

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キャビネットに収まった301をいろいろな角度から眺めています。どこから見ても魅力的なデザインです。後ろから見ることはあまりないと思いますが、左右2カ所にスリットがあるのに気がつきました。通気のためなのでしょうか。

ようやく完成したキャビネット

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モーターマウント台を着色ニスで再塗装し、以前より飴色になりました。この方が外枠のツヤのある黒色にマッチするようです。キャビネットの下の台はブラウン管テレビ時代のラックです。

 

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マウント台を載せる前に制震用のジェルを4カ所のコマに貼り付け、台を載せました。着色ニスをマウンド台の裏側にもたっぷり塗ったために、ジェルと密着して張り付いたままかなり力を入れなければ台を剥がせなくなりました。

 

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モータマウント台とキャビネットのコマが密着したせいだと思いますが、先日発生していた暗騒音のようなものがほぼ聞こえなくなりました。非常に静かに回っています。ただ僅かなゴロ音のようなものがスピンドル下から聞こえるような感じがしますのでここもいずれ調整してみようと思います。あとはちょうど合うネジを買い求めてモータを固定する作業です。この4カ所のネジの規格、どこで調べればいいのでしょうか。

LOVE BALLADE 松田聖子

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 松田聖子のバラード調の曲ばかりを集めたCDです。「真冬の恋人たち」がしっとりとした感じで気に入っています。松本隆大村雅朗のコンビですが、彼らの作品はどれをとっても傑作だと思います。

 

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 ジャケット写真も魅力的で、この頃の松田聖子、どことなく憂いがあって興味が沸きます。撮影時、何か心を揺らすことがあったのでしょうか。

 

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帯にはこんなコピーが。SLOWに流れる瞬間(とき)に乗って、澄んだVOCALが、今あなたを包みます。聖子が贈る、ベスト・バラード・セレクション。

 

サテン・ドール/山本剛トリオ

f:id:garrard301:20130213232937j:plain1986年7月4日と購入日がメモされたCDです。数年前まで全てのレコード、CDには小さく日付をメモしていました。将来、オークションで出品することも考えて現在は付けていませんが。メモなんかあるとだいぶん価値が落ちるのでしょうね。

 

当時3200円で購入したCDです。CDでも帯というのでしょうか、ケースに挟み込む形で付属しています。いつもは解説書に挟んでいますが、撮影用に付けてみました。当時のCD、今思うとずいぶん高かったものです。最初の頃は確か4300円ほどしていたような記憶があります。

 

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帯には次のように書いてあります。名スタンダード弾きの天才ピアニスト、山本剛がS・ワンダーの名曲ほかジャズ・スタンダード13曲を快演。「ブルース・トゥ・イースト」「レッド・ガーデニア」の二枚のピアノ・トリオ名演LPを一枚に収録!!

 

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山本剛と言えば、スリーブラインドマイスのLPレコード「ミスティ」が最初に買ったレコードでした。この録音が素晴らしくリアルで、繰り返し聴いたのを懐かしく思い出します。ガラード301で聴きたいレコードです。

 

WHAT'S NEW 輸入盤LP

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 30年前、札幌のタワーレコードから購入したリンダ ロンシュタッドの「WHAT'S NEW」です。ジャケットデザインも印象的ですが、おそらく同じパターンのデザインは昔からジャズレコードで使われているものかと思います。ちょっと忘れましたが今度探してみようと思います。愛聴盤、松田聖子「Touch me Seiko」も似たようなデザインです。

 

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 中のスリーブ、表面です。このジャズ調アルバムのヒットでその後2部、3部とリリースされることになります。釧路のレコード店でCDで購入したと記憶しています。

 

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スリーブの裏面です。アレンジ、指揮のネルソン・リドルが写っています。ネルソン・リドルと言えばジャズの大御所ですが、リンダ ロンシュタッドの感性をよく引き出していると思います。

ガラード301キャビネットの完成

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とりあえず完成したキャビネットにガラード301を載せてみました。くり抜いた天板にぴったりと収まってホッとしました。電源を入れるとアイドラーがプラッターを回す音でしょうか、僅かに音がします。裸のままだとほとんど聴こえない音ですが、箱の中で共鳴しているのでしょうか。

 

やはり重量級のキャビネットで振動を押さえるべきだったのでしょうか。天板を支えるコマに張った制振ジェルは役に立たないのかもしれません。スパイクピンにすべきなのか。亜流かもしれませんがキャビネットのデザインは気に入っているので、何とかこの騒音の対策を考えたいものです。

 

天板左上の僅かに残る白っぽい感じ。ここもなんとかしなくてはなりません。

リンダ ロンシュタッド WHAT'S NEW

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リンダ ロンシュタッドという表記が正しいかどうかわかりませんが、彼女の3部作の1作目です。30年ほど前、夜遅くのMTVで初めて聴いて、大好きになったアルバムです。次の年に札幌のタワーレコードで輸入版で手に入れました。写真はCDですが、レコードは何度も何度も繰り返し聴いたものです。

 

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ネルソン・リドルの編曲、素晴らしいです。当時たまたまイギリスに滞在することがあって、あるレストランでこのアルバムが流れたとき、音楽は世界共通なんだなとあらためて思った記憶があります。日本の片田舎で聴いていた曲がロンドンで流れ,みんなが知っている・・・、不思議な連帯感でした。

 

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 上の写真はおそらくアナログレコードの日本盤に封入されていたライナーノーツでしょうか。この1作目ですっかり彼女のファンになり、CDで2作目、3作目を購入したのは言うまでもありません。

門あさ美 ベラドンナ

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当時2800円もした門あさ美のアナログレコードです。清貧学生の身分ではとても買えるものではありませんでした。1500円シリーズのジャズ廉価盤か1300円シリーズのクラシック廉価盤にしか手が出せませんでした。1500円シリーズはキングのコンテンポラリー、1300円シリーズは東芝EMIセラフィムです。門あさ美は何十年も経ってからのオークションです。

 

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いい時代になったものだとつくづく思います。このレコードの以前の持ち主は几帳面な方だったのでしょうか、シュリンプもついたままでとても丁寧に扱われていた様子がうかがわれます。そんなレコードに出会うとうれしくなります。

 

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内ジャケットの青色に引き込まれます。85年春の発売でとても斬新な曲ばかり。レコードを取り出してみるとレーベルの色合いがよくてこれまた惹かれます。アナログレコードはこういうところも楽しくで好きです。

 

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ドナルド フェイゲン

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ドナルド フェイゲンのナイトフライです。ブリティッシュロックというのでしょうか。ジャケットデザインが素敵で昔から知っていましたが、CDで購入して曲を聴いたのは最近、5.6年ほど前です。
 
アナログプレイヤーと大きなマイク、そして左側の掛時計、雰囲気ありますね。アナログ盤を探してガラードでぜひ聴いてみたいです。