ガラード301のキャビネットを作る。

ガラード301用キャビネットの作製過程を記録していきます。

宮前ユキ 「YUKI 愛を知りし時」

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宮前ユキの75年8月と10月の録音によるファーストアルバム「YUKI 愛を知りし時」です。針を降ろしてまず感激したのが録音がすごくいいです。つい録音年を確認してしまいました。コーラスにハイファイセットの名前があります。さらにハモンドオルガン、田代ユリの名前も。

 

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今夜はヤマハのプレーヤーで聴いていますが、滑らかな音調と切れのいい清々しい歌声。もともとはカントリーシンガーでベトナム戦争時に米軍キャンプで演奏活動をしていたようです。懐かしさの込み上げるいつまでも聴いていたいレコードです。

 

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今でもラジオのパーソナリティーを務めているようです。もう少し暖かくなったらゆっくりドライブしながら聴いてみたい音楽です。オークション100枚セットの1枚です。

 

スペシャル セイコー SPECIAL SEIKO

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何年か前に落札した腕時計です。スペシャルセイコーとあり、おそらく戦中か戦後間もないころのものかと思います。ボーイズタイプというのでしょうか、小ぶりの腕時計です。もちろん手巻きですが、それほど精度は落ちていません。文字盤、青っぽい針、そして小さな秒針、どれをとっても楽しいです。昭和そのもの。

 

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SPECIAL SEIKOの文字、とても小さいのですが、この時代にこのような小さな文字を印字する技術があったのですね。秒針の動きがとてもかわいらしいです。

 

浜田省吾 「君が人生の時・・・」

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「想いを馳せれば、心の高鳴りがよみがえってくる。」帯のコピーです。79年12月リリースの5作目のアルバムです。今でもライブを行う息の長いシンガーですが、歌詞の内容が非常に深く、しみじみとした感覚で聴くことができます。

 

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山口百恵にも楽曲を提供しています。「エアメール」「PORTBELLOの銀時計」が印象に残っています。

 

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サングラスがトレードマークで、思索的な歌詞を作るシンガーです。

 

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中に入っていたカタログです。矢沢永吉のアルバムも紹介されていますが実に若い。

 

小比類巻かほる 「No Problem」サンプル盤

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 小比類巻かほる、86年7月リリースの2作目アルバムです。「Hold On Me」等でまだブレイクする前のアルバムかと思います。名字が珍しくて印象に残っているシンガーです。当時は古いジャズ一辺倒でしたので、好んで購入するまではいきませんでしたが、パンチのきいた元気のよいシンガーです。英語もとても上手に聴こえます。

 

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サンプル盤です。リリース前に配布されたものでしょうか。このジャケット裏面の写真が奥行き感があって好きです。

 

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 イメージは全く違いますが、60年代末に千賀かほるという「真夜中のギター」が大ヒットしたシンガーを思い出しました。小学生の頭には「かほる」を「かおる」って読んでいいのかと悩んだものです。でもこの小比類巻かほるはローマ字表記を見るとそのまま読むようですね。

 

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これもオークション100枚セットのうちの1枚なのですが、デビューしたての彼女の初々しさが妙に胸に迫るアルバムです。

 

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80年代といえば家電製品でも何でも70年代の重厚壮大から軽薄短小に移りつつあった時代でした。オーディオ製品も例外ではなく、どんどん小さくなっていった時代でした。

 

 

高橋洋子「シルエット」見本盤

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 高橋洋子のアルバム「シルエット」(見本盤)です。同名の歌手もいるようですが、このアルバムは俳優、高橋洋子のものです。1980年のリリースです。70年代初期に「旅の重さ」という映画で一躍有名になった方で、その後NHKの朝の連ドラ「北の家族」の主役も務めていました。独特の雰囲気のある役者さんでした。

 

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 このLPジャケットも車の中の彼女をちょっと不思議なシチュエーションの中でとらえていて興味がわきます。このレコードも100枚セットの中の1枚でした。歌声はどうなんでしょう。この写真の雰囲気そのままでしょうか。

 

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歌詞カードの写真です。「旅の重さ」という映画、中3の時の映画だったと思います。ちょうどその頃、映画に興味があって毎週のように町の映画館に通っていた記憶があります。ほとんどが洋画でしたので、この映画を見たかどうか記憶にありませんが、予告はうっすらと思い出すことができます。DVDがあれば再会したいです。

 

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歌詞カードの写真です。

 

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レコードをジャケットに戻そうと思ったら中からこんなパンフレットが出てきました。俳優業の傍ら文筆活動もされていたようです。「雨が好き」「雨を待ちながら」「アダージョの恋」「恋しくて……Love Words」「窓の女」「ひとり遊びをときどき」ネットで調べるとたくさん出版されているようですが、題名もまた雰囲気があって惹かれてしまいます。

 

ナショナル真空管ラジオ

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子どもの頃、父親が毎日のように聴いていた真空管ラジオの音が懐かしく、オークションで購入したナショナル製真空管ラジオです。整備品で5000円ほどだったでしょうか、部品がいくつか取り替えられています。スイッチを入れると橙色に明かりが点き、ブーンとハム音が鳴り徐々に音が大きくなる独特の雰囲気です。チューニングダイアルを回しながら一番音質の良いところを探す操作もなぜか心地好いです。

 

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おそらく60年代前半あたりの製品かと思いますが、数字や文字のレイアウトやデザインが懐かしく素敵です。中域が充実していて小さく鳴らしても声がとても聴きやすいですし、音楽も角が取れていてまるっこい音が快いです。写真はチューニングメーターの針が操作しているうちに外れて落ちてしまったあとの写真です。

 

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 この時代の真空管ラジオにたいてい付いていたマジックアイです。この光り具合を見ながらチューニングをします。本機は劣化が進んでいてほとんど光りませんが、音だけでチューニングができますのでとくに必要ありません。

 

毎朝、デンソーというメーカーが提供する「おはようございます」の元気な声で始まる番組がありました。あの頃は子どもの自分にとって、ずいぶん年上のアナウンサーだなと思っていましたが、今の自分よりもかなり年下だったはず。いい仕事をしていた方だなとラジオの声を聴いていて懐かしく思い出しました。

 

ガラードではないですが・・・

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いつも聴いている松田聖子です。トーレンスですが、やっぱりいいです。ケンウッドのKP9010でかけてみましたが、少し印象が変わります。きれいすぎるというか、音はいいのですが、濃い、楽しい、厚い、如実、そんな印象なのがトーレンス。ガラードだともっとすごいのかも。遅々として進まないガラードプレーヤーの作製。キャビネットは完成しましたが、アームボードとアーム、それが問題です。

 

トーレンス、カタカタカタと騒音が出てきました。プーリーか、アイドラーか。スピンドル軸ではないことは間違いない。何でしょうか。このトーレンス、ハードオフで信じられない価格で購入。このカタカタカタのせいなのか。

 

竹内まりや「ラヴ・ソングス」

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スピンドルに注油するため久しぶりにプラッターを外し、

少し乾き気味だったフェルトにミシン油を

2、3滴さして元に戻しました。

本当は専用のオイルをさすべきなのでしょうね。

ミシン油でも音は静かになったような気がします。

あくまでも気がするというレベルですが。

回転の状態を見てみると

油の粘度が少し足りない気もします。

とにかく楽しいモーターです。

近いうちに軸受けを分解して中の状態を見るつもりです。

 

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竹内まりやの「ラヴ・ソングス」です。

英語発音に忠実にブがヴになっていながらスに濁点がないのはなぜだろう。

「今だからあなたに贈る愛の歌。」

足下のHMVの犬もかわいいですね。

輝かしい80年代の香りがする一枚です。

80年3月発売。

 

 

 

 

ホワイト・ラブ 百恵 ボサノバ

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昨日の記事の中で百恵・友和の「ホワイト・ラブ」を

実際に見たかどうか自信がないと書きましたが、

youtubeで見て、思い出しました。

映画の中の一シーンでブランコのあるスナックが出てきます。

ブランコに乗りながら二人会話するところがあり、

いいシーンだなと・・・うっとりした記憶が。

 

背景に流れるギターとオルガンの

ボサノバ調の曲がとても雰囲気が良くて、

映画館の帰りにレコード屋に寄り、同じようなボサノバジャズの

レコードを探して買って帰ったのを覚えています。

そのレコードを先ほどやっとの思いで探し出しました。

 

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映画の中のボサノバとはちょっと違う雰囲気だったので

がっかりした記憶も徐々に。

 

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オルガン(ピアノ)はクレア・フィッシャーという方です。

彼のレコードはこの一枚しか持っていません。

 

それにしてもこの映画の百恵さんは幸せそうです。

スチール写真も何枚かyoutubeで見ましたが、

まさしく恋愛中ですね。

とてもきれいです。

 

 

ホワイト・ラブ 山口百恵・三浦友和

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 かなり前にオークションで一枚もので手に入れた映画のサウンドトラックです。この映画は当時見に行きましたが、百恵・友和がラブラブ時代のもので、演技の中にそれが見え隠れして、あまり作品に集中できなかった記憶があります。とにかく幸せそうな百恵でした。

 

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 ジャケットの裏面ですが、二人とも本当に若いです。あれから30年以上が経っています。

 

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 ここまで書いて、果たして本当に見たのだろうかと自信がなくなりました。もしかしたら予告編だったかもしれません。スペインロケの作品です。アメリカロケの「ふりむけば愛」は確かに見た記憶があるのですが。「ふりむけば愛」は大林宣彦監督の作品です。大林監督は二人の出会いでもあったグリコポッキーのCM監督だったと思います。